セネガルからこんばんは、カロリンこと管理人のSILANです。
日記のカテゴリーに「セネガル」を追加しました。以後セネガル滞在中の記事はこちらからどうぞ〜。
セネガルでは2月16日の大統領選挙を控え、各地で不穏な空気が漂っています。
現行憲法では大統領の3選は禁止されているのですが、現職で2期目のワッド統領は出馬を表明。
憲法委員会によってそれが合憲であると判断されたことで、それに反発する反ワッド派勢力が各地で抗議デモを行っているというのが現状です。
最近では抗議デモの過激化とともに、警官や学生に死者が出ています。また、デモに便乗してマルシェ(市場)への放火など「抗議」の意味合いを超えた暴動に発展しつつあります。
多くの人がワッド大統領の行いを正しくないと思っています、しかし大統領が憲法をねじ曲げる程の権力を持っていることも確かです。
モノの道理、自明の理がまかり通らないことに、平和とは得難いものであるとつくづく思い知らされます。
日本ではこういったことに無関心でいられる程に平和を享受していたわけで、此処に来てはじめてその意味を考えるようになったように思います。
一方で、セネガルでは権力に抗う為の抗議活動が暴動に変わり、死者を生み、マルシェを焼いています。どうしてマルシェが焼かれなければならないのか、そうすることで一体この国の何が変わるのか。
優しい人が多くいつも私を助けてくれるセネガル人。
「いつもあなたの身の上に平和がありますように。」と祈るセネガル人。
どうか、どうか、今一度踏みとどまって欲しい。暴力ではなく平和を。
「あなた方の身の上に平和がありますように。」
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